ママの手はあったかい
生きているといいこともあるもんで、亡くなった母の友達が僕を食事に招待してくれる。
行くといつも手のこんだ料理が並んでいて、これまた美味しい。そして、母友はお酒好きでビールサーバーと酎ハイのサーバーが家に設営されている。酒人(さけんちゅー)である。
空いたグラスを机に置いた途端に酒が注がれるシステムは恐ろしいが、嬉しい。
この間、足を運ばせてもらった時は近所の子供がいたり、ネイルをしてくれてるというお姉さんとその娘さんがいたりとわちゃわちゃしてた。なんだか田舎に帰ってきたような気分。
僕の家系は…"スナックに生まれスナックに育ち、悪そうなやつはマジでだいたい友達〜♪"みたいな家系でして。愛をこめてそんな僕の家系の匂いがするので本当に田舎って感じです。
ほんでね、ほんでね、
ネイル姉の娘さんがずっとママに甘えたで、ずっとこっそり見てた。ママの手をとって「ママの手はあったかい」と素直に言葉にしてた。
僕にこんな素直な時はなかったな〜。
思い返してもずっとずっーと
いつも頭を使ってばかりいる。
素直でありたいな〜。
素直でありたかったな〜。
人に甘えれたらな〜。
ご馳走さまでした。