JR西日本の普通列車が好き。時間に余裕があろうものなら迷わず普通列車に乗る。
家でぐうたらしてる時間があるなら、すぐさまに立ち上がり普通列車目指して駅に向かいたいものである。
ゆっくりと移り行く車窓の景色を眺めながら色んなことを思い出したりする。
写真に切り取れなかった景色を、時間をかけて引っ張りだす。記憶なんて信用ならないけどね、でもそんな曖昧さも美しくて。
色んな角度からまた思い返せたりもしてね。気づかなかった気持ちにも気づけたりもする。
そういえば亡くなる前のtakuさんが「電車に乗ってて、もしかしたら目の前の人の人生が自分の人生だったかもしれない。そんなifを想像すると吐きそうになる」って言ってたっけね。
自分も試しに想像力に喝を入れて、同じように目の前の人の人生だったかも…って想像してみたら。耐えれなくて確かに気持ち悪くなった。
それをtakuさんに報告したら「あんなん冗談やで」と冷たく突き離されたことを思い出した。
なんやねんそれ。って思った。今、思い返してもそう思った。なんやねんそれ。